2024.07.24

乾燥促進用太陽光集熱パネル活用型温風システムの開発

実施期間 2022年7月~2023年1月
申請企業 有限会社池田園
プロジェクトリーダー 鍋島佑基:静岡理工科大学 理工学部 建築学科 准教授
スカウト 伊藤寛章:静岡理工科大学 事務局総務部 社会連携課 地域創成担当 URA
ビジネス財務コーチ 石塚昇平:浜松磐田信用金庫
インタビュー動画
後発酵茶の天日干し乾燥の時間を冬期でも夏期と同程度に短縮できるよう、小型ハウスと太陽熱集熱器を利用した乾燥実証ハウスを試作し、単位面積あたりの供給熱量を求めることで,当該ハウスの「設計要領」を創出。茶葉乾燥への実用性を確認した。

課題

後発酵茶製造の乾燥工程は、天日干しで行う必要があるが、特に冬期の乾燥に時間を要すること、急な風雨による品質低下のリスクが問題となっている。そこで、太陽光利用型食物工場をベースとした乾燥工場の転用を構想したが、乾燥工場設計に要する温熱環境計測方法や熱量の計算方法等について知見や経験が無く専門家の支援が必要。

プロジェクト概要

農業用小型ハウス(1.6×1.6×2.4m)に太陽光集熱パネル、温水タンク、汎用ファンコンベクター(放熱器)、顕熱回収換気装置で構成される実証用太陽熱茶葉乾燥システムを設置し、蓄熱量、放熱量、ハウス内室温等設計に要するパラメータを計測して熱収支の計算を行い、ハウスの設計要領を創出した。本システムにより、冬期にも夏期と同等の日数で茶葉の乾燥が可能なこと、得られた乾燥茶葉の見た目、抽出したお茶の色、味ともに製品として申し分ないことも確認できた。

期待される効果

茶葉の乾燥時間の短縮による「生産力向上」が期待でき,生産力向上による売り上げ増加,人件費削減による経済効果が期待できる他、天日干し食品用の乾燥工場の開発も期待できる。

関連した光技術

太陽光集熱パネル、 UV透過性POフィルム

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